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糖尿病は汗をかくと汗のにおいが甘くなったり甘酸っぱくなる?
糖尿病だと汗のにおいが甘くなったり甘酸っぱくなる、という話をかかりつけの病院で行なっている糖尿病教室で聞いてきました。どうして糖尿病になると汗が甘酸っぱくなるのでしょうか――
糖尿病になると、糖の代謝がうまくいかなくなるので、エネルギー源として「糖=ブドウ糖」の替わりに脂肪が使われますが、脂肪がエネルギーとして燃焼されるときに ケトン体 と呼ばれる物質(燃えカス)が生じます。
このケトン体が汗に混じってしまうことが、汗の臭いが甘くなったり甘酸っぱくなる原因です。ただし個人差があります。糖尿病(高血糖)でも汗のにおいがしないヒトもいます。
糖尿病教室で講師を務めた看護師さんによると、汗のにおい対策としては、こまめに汗を拭く、というのがイチバンだそうです。また、お風呂で体を洗うときは、スポンジやアカスリは使わずに、手のひらに泡立てた石鹸をのせて、手のひらでやさしく体を洗ったほうが(体臭対策としては)いいとのことです。
汗や体の臭いは自分では気づかないもの。知らず知らずのうちにまわりの人に不快な思いをさせているかもしれません。ボクも2型糖尿病の運動療法の一環として毎日ウォーキングを行なっていますが、これから夏にかけては、かなり汗をかくので、臭い対策も気をつけないと。