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血糖値を上げない食事の順番は【野菜→おかず→ご飯】がベスト
糖尿病の食事法というと「血糖値を上げる食べ物は食べてはいけない」という考え方を軸に、献立を考えたり、カロリー計算などを行なっていましたが、最近は、糖尿病でも、食事のときに食べる順番を変えることで、血糖値が上がらないことが分かってきました。
つらい食事制限なしで血糖値が上がらない?
つらい食事制限やめんどくさいカロリー計算をしなくても食後血糖値が上がらない――。糖尿病の治療を行なっているヒトにとっては夢のような話ですが、今、全国の病院でもたくさんの医師が実践をして、注目されているのが 酵素キャベツ(食べる順番療法) などと呼ばれる食事法です。やり方はいたって簡単。食事の最初にザク切りキャベツを食べるだけ。そのあとにおかずを食べて、最後にご飯を食べる。これだけです。おかずは好きな物を食べて大丈夫。どうしてこれで食後の血糖値が上がらないのか?
水溶性食物繊維が食後血糖値の急上昇を抑えてくれる
その鍵を握るのが、キャベツに含まれている 水溶性食物繊維 。血糖値を上げる食べ物は糖質です。ご飯・麺類・パン・イモ類など。食事の最初からご飯やパンなどの糖質を食べてしまうと、糖が腸から吸収されるのが早くなり、一気に血液中に糖があふれてしまいます。そこで、水溶性食物繊維をたっぷり含んだ生のキャベツ(ザク切りキャベツが最適)を食事の最初に食べておくと、最後にご飯などの糖質を食べたときに、水溶性食物繊維が糖にからまって、糖が腸に吸収されるのを遅らせるんです。
食事の最初にキャベツを食べると…キャベツに含まれる水溶性食物繊維があとから入ってきた糖質にからまって糖が腸に吸収されるのを遅らせます。
食後の血糖値の急上昇が抑えられることで、一日中、安定した血糖値が保たれるようになります。ちなみに食事の最初に食べる生キャベツの量は約六分の一玉。青汁や野菜ジュースでは効果はありません。あくまでも生キャベツまたは生野菜です。
生野菜といっても糖質を多く含むイモ類やトウモロコシはNG。イモ類やトウモロコシは最後に食べます。
血糖値を上げない食事の順番は【 野菜→おかず→ご飯 】
2型糖尿病の治療中のボクも現在、酵素キャベツ(食べる順番療法)を行なっていますので、実際に昨日ボクが食べた夕食を例にとって、血糖値を上げない食事の順番を説明していきます。
メニューは、ザク切りキャベツ・酢タマネギ・ほうれん草のゴマ和え・ブロッコリーと海老・イカ・あさりの炒め物・炒り卵・しじみの味噌汁・五穀米。
血糖値を上げない食事の順番を解説
まず最初にザク切りキャベツを食べます。
次に酢タマネギ。酢タマネギも血糖値対策で食べています。
続いてほうれん草のゴマ和え。おかずというより前菜ですね。
おかずは、ブロッコリーと海老の炒めもの。それに炒り卵。
しじみの味噌汁はおかずと最後の五穀米を食べながら飲みました。
そして最後に主食の五穀米。
こんな流れになります。
・ 生キャベツ
・ 酢タマネギ
・ ほうれん草のゴマ和え
・ ブロッコリーと海老の炒め物
・ 五穀米
という順番です。
食べる順番を守らないと効果なし
最後にもう一度、確認。血糖値を上げない食事の順番は【 野菜→おかず→ご飯 】。これを守ってください。ご飯を食べながら野菜を食べたり、まずはごはんにふりかけをかけて一杯、そのあとキャベツを食べて、おかずを食べて…というのもダメ。食べる順番が収容!
【 キャベツ→おかず→ごはん 】この順番を守らないと食後血糖値を下げる効果はありません。
【 キャベツ→おかず→ごはん 】この順番を守らないと食後血糖値を下げる効果はありません。
最初にキャベツ、次におかず、最後にご飯。この順番を守らないと、食後血糖値の上昇は抑えられません。食事のときにキャベツを食べれば血糖値は上がらないんだよね、というふうに解釈してしまわないようにしてください。