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穭田を季語に詠んだ俳句|ひつじ田の畦の景色の彼岸花…他
令和元年9月27日。世界観光デー。稲刈りが終わった近所の田んぼが、刈りとったあとの株から青い芽が出て、穭田(ひつじだ)になっている。穭田の意味は、刈り取ったあとの株から伸びた稲(穭)が一面に生えた田んぼのこと。
穭田は俳句では秋の季語。穭田を詠んだ俳句には、日野草城の〈ひつじ田の畦の景色の彼岸花〉をはじめ◇ひつじ田の青くはなやか鶏白く(山口青邨)◇ひつじ田に三畝の緑をしぐれけり(正岡子規)◇ひつじ田を犬は走るや畦を行く(高浜虚子)◇沼風やひつじは伸びて穂をゆすり(石田波郷)――などがあります。