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アディポサイトカインの悪玉が増えると糖尿病の危険度が高まる理由は…
アディポサイトカイン(adipocytokine)。和訳は「脂肪組織由来生理活性物質」(しぼうそしきゆらいせいりかっせいぶっしつ)――。アディポ(adipo)は「脂肪」、サイトカイン(cytokine)は「生理活性物質」のこと。アディポ・サイトカイン(adipo-cytokine)
分かりやすくいうと、アディポサイトカインとは「脂肪細胞から産生・分泌されるさまざまな生理活性物質の総称」のことをいいます(厚生労働省~e-ヘルスネット)
ま、あまり分かりやすい説明とはいえませけど(笑)
で、アディポサイトカインには「悪玉」と「善玉」があって、「悪玉」は、インスリンの働きを悪くさせたり、血圧を上げたり、血液をドロドロにしたりといった悪さをします。
「善玉」のほうは、インスリンの効きをよくして血糖値が下がりやすい体にしてくれたり、食欲を抑えてエネルギー消費を高めたりしてくれるので肥満にならないように働いてくれたりします。
悪玉のアディポサイトカインは、食べ過ぎや運動不足などによって内臓脂肪として蓄えられた脂肪細胞から多く分泌されます。
内臓脂肪型肥満のヒトは、悪玉のアディポサイトカインが多量に出るので、インスリンの働きが悪くなって、結果としてブドウ糖がうまく処理されずに血液中にあふれ出てしまうので、糖尿病になりやすい、というわけです。
20代のころよりも体重が10キロとか20キロ以上太っちゃったヒトは要注意ですよ。