記事内に広告を含みます
食後高血糖と食後過血糖の違いは食後血糖値の下がり具合
食後高血糖(しょくごこうけっとう)と食後過血糖(しょくごかけっとう)。同じ意味だと思っていたらじつは違っていました。で、「食後高血糖」と「食後過血糖」の違いについて調べてみました。
食後高血糖とは、食後に血糖値が急上昇して、そのあと、なかなか血糖値が下がらない症状のことをいいます。食後高血糖の症状が続いていくと、食後だけではなく、つねに血糖値が高い状態になってしまい、糖尿病を引き起こす原因になります。なので、食後高血糖は2型糖尿病の初期症状ともいえます。
これに対し、食後過血糖とは、食後に血糖値が急上昇して、そのあと血糖値が急降下する症状をいいます。食後過血糖は「 血糖値スパイク 」とも呼ばれています。食後のたびに血糖値の急変動が続いていくと、動脈硬化・脳梗塞・認知症などを引き起こすリスクが高まる、という研究データも発表されています。
食後に血糖値が急上昇してなかなか下がらない状態が食後高血糖。食後のたびに血糖値が急変動(急上昇と急降下)する状態が食後過血糖。どちらも食後に血糖値が急上昇するのは同じですが、下がり具合が違うということですね。