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馬酔木の読み方は「あせび」俳句は「あしび」季語は春。有名な句は…
2018年3月18日。近所の公園の馬酔木の花が満開(下の画像)。スズランのような壺形の白い花が集まってブドウの房のように垂れ下がっています。馬酔木の読み方は「あせび」。可憐な花ですが、葉や茎に有毒成分があり、馬が食べるとしびれを起こして酔ったように歩く姿から「馬酔木」という字が当てられた、というのが馬酔木の由来。
俳句では馬酔木は「あしび」と読むのが一般的です。馬酔木は春の季語。「馬酔木」のほかに「馬酔木の花」「花馬酔木」(はなあしび)「あせぼの花」などが季語として使われています。
馬酔木を季語にした俳句は、水原秋桜子(みずはらしゅうおうし)の「来し方や馬酔木咲く野の日のひかり」(こしかたや あしびさくのの ひのひかり)が有名ですが、個人的には、杉田久女(すぎたひさじょ)の「旅かなし馬酔木の雨にはぐれ鹿」(たびかなし あしびのあめに はぐれじか)という句が好きです。
馬酔木の花<画像>2018年3月18日撮影
※上の馬酔木の花は近所の公園で撮影したもの。撮影年月日は2018年3月18日