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花散るを季語に詠んだ俳句三句。花散るやひそかにそだつ雪の下…他
4月9日。近所の県営総合公園の桜も満開を過ぎて花が散り始めました。俳句では桜の花が散ることを「花散る」といいます。「花散る」は春の季語。花散るを季語に詠んだ俳句で個人的に気に入っているのは◇花散るやひそかにそだつ雪の下(はなちるや ひそかにそだつ ゆきのした)中村汀女(なかむら ていじょ)◇花散るや伽藍の枢おとし行く(はなちるや がらんのくるる おとしゆく)野沢凡兆(のざわ ぼんちょう)◇花ちるや瑞々しきは出羽の国(はなつるや みずみずしきは でわのくに)石田波郷(いしだ はきょう)――の三句です。