記事内に広告を含みます
精力減退気味の糖尿病男性はタマネギで腸内フローラを改善すれば…
人間の生殖器は腸から生まれています。母親の胎内にいるとき、第八週目あたりで、胎児の腸管が二つに分離して、男性性器と女性性器が発生します。人間の性器は腸の一部であるともいえるわけです。
たとえば朝立ち。朝立ちは腸管を支配する副交感神経の働きで起こりますが、腸の働きが不調になると、朝立ちも起こりにくくなります。このように腸の働きと精力は密接に関係しているんですね。
そして、腸の働きに影響を与えるのが腸内細菌。腸内細菌には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌(ひよりみきん)があり、大腸菌などの悪玉菌と、ビフィズス菌などの善玉菌は全体の一割程度。
残りの九割は善玉菌でも悪玉菌でもない日和見菌で構成されています。腸内の善玉菌が少し増えると日和見菌は善玉菌に協力し、腸内フローラ(腸内細菌の構成) が健全化されて、体調がよくなってきます。
逆に、悪玉菌の数が増えると、日和見菌は悪玉菌に協力するようになるので、腸内細菌の構成(腸内フローラ)が悪くなり、体調が崩れがちになっていきます。
精力と腸の働きは密接な関係があることから、腸内の善玉菌の数を増やし、日和見菌にも協力してもらって、腸内細菌のバランスを調えることが大切です。下半身を元気にするには腸を元気にすること。精力回復のカギは腸内フローラが握っているともいえます。
腸内フローラを改善する効果のある食材のひとつがタマネギ。タマネギに含まれるオリゴ糖は腸内細菌のエサになるので善玉菌を増やしてくれます。タマネギには食物繊維も豊富に含まれているので腸内環境を整えるのにも役立ちます。
また、タマネギに含まれるケルセチンや硫化アリルには血液中の余分な糖質を減らす作用があり、タマネギの食物繊維は食後血糖値の上昇を抑える働きもあります。
腸の衰えは精力の衰えにもつながるるので、タマネギは、精力減退気味の糖尿病男性にはおすすめの食べ物です。気休めの精力ドリンクよりもタマネギを常食したほうが効果が期待できますよ。