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若楓の読み方は「わかかえで」俳句では夏の季語。若楓の俳句四句
令和元年6月15日。行きつけの自家焙煎珈琲店のカウンター席に、青々としたカエデが活けられていました。俳句では「若楓」と呼ばれ夏の季語になっています。若楓の読み方は「わかかえで」。「青楓」「楓若葉」とも。
若楓を季語に使って詠まれた俳句には、若楓一降り降つて日が照つて(小西来山)/八重波のうちよせくるは若楓(山口青邨)/寺を見て茶のもてなしや若楓(政岡子規)などがあります。
上記の俳句のほかに、杉田久女(すぎた ひさじょ)の「厨着ぬいでひとり汲む茶や若楓」(くりやぎぬいで ひとりくむちゃや わかかえで)という句が、個人的には好きです。廚着(くりやぎ)とは、割烹着(かっぽうぎ)のこと。今でいうとエプロンですね。