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2型糖尿病を治すなら糖質制限をしないとダメだよ言われた。
行きつけの喫茶店で、お気に入りの深煎りキリマンジャロをカウンター席で飲んでいたら、常連客の栄治さん(仮名=63歳)と隣り合わせになりました。
栄治さんは6年前に2型糖尿病と診断され、4年間、病院で処方された治療薬を使った薬物療法と、カロリーを制限する食事療法を続けたものの血糖値は思うように下がらなかった。
そこで、自分でいろいろ勉強し、炭水化物の摂取を制限する「糖質制限食」をとりいれた結果、血糖値が下がって、現在は薬を飲むことなく血糖値も安定しているとのこと。
ボクも現在、2型糖尿病の治療中で、病院で処方された治療薬を飲みながら食事制限を行なっていることを栄治さんに話したところ「2型糖尿病を本気で治したいならカロリー制限ではななく食事の内容を見直さないとダメだよ」と言われました。
栄治さんによると――
太りすぎのヒトは、2型糖尿病の治療の中で、カロリー制限をして体重を標準体重まで落とす必要はあるけど、その段階が終わったら、次は、カロリー制限でなはく、食事の内容=質(糖質・タンパク質・脂質)を見直すことが必要。
通常の日本人の食事は、6割近くを炭水化物が占めますが、血糖値を上げるのは炭水化物なので、炭水化物を摂取する割合を変えずに全体の摂取量を減らしてカロリー制限をしても血糖値を下げることはできません。
そこで必要なのが炭水化物の摂取量を減らすこと(まったく摂らないのもダメ)。血糖値を上げるのは炭水化物だけなので、炭水化物の摂取量を制限すれば、薬に頼らなくても血糖値を下げることが可能になります。
事実、栄治さんはこの方法(糖質制限食)で血糖値を下げることに成功し、薬も飲まなくても血糖値をコントロールできるようになりました。
炭水化物の摂取量の目安は一日にご飯を茶碗一杯。できれば白米ではなく玄米で。味噌汁・漬け物・納豆などの発酵食品も積極的に摂ること。塩・しょう油・酢・味噌などの調味料も吟味する。
これをしっかり続ければ、血糖値を下げることは簡単。薬ともおさらばできるよ。それにずっと薬を飲み続けていると、すい臓が疲れ切ってしまって、インスリンの働きもどんどん衰えてくるからね。
ボクの現在の食事の内容は、朝食は果物、昼食は野菜たっぷりの味噌汁、夕食は玄米と野菜中心の食事で納豆は毎日食べています、と、栄治さんに話すと「それをしっかり続けていけば薬を飲まなくても血糖値をコントロールできるようになるよ」と言われました。
「2型糖尿病は合併症さえ起こしていなかったら(きちんと取り組めば)必ず治る病気だからね」と栄治さん。
2型糖尿病は必ず治る病気かぁ…いい話が聞けた。