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白米を食べても食後血糖値が上がりにくいご飯の食べ方
「白米を食べても食後血糖値が上がりにくいご飯の食べ方があるんですよ」。2型糖尿病の治療でお世話になっている病院の管理栄養士さんが教えてくれました。食事療法の一環で、白米はできるだけ食べないようにしているボクにとってはまさに朗報。白米を食べても血糖値の上昇を抑えられる方法とは――
納豆ご飯やとろろご飯の血糖値の上昇は白米の約半分
「食事制限をしている糖尿病の患者さんにとって、ご飯(白米)が食べられないというのはつらいですよね」「そうなんです。ボクも大好きな白米はできるだけ食べないようにして、玄米食にしているんですけど、やっぱり白米が恋しくなります」「わかります。白米は、そのままで食べると、食後血糖値が急上昇しやすい食品なんですが、納豆やとろろをかけて、納豆ご飯やトロロご飯にすると、血糖値が上がりにくくなるんですよ」
「ホントですか? 納豆ごはんもとろろご飯もボク大好きです」
「ちょっと専門的な話になりますが、GI値(ジーアイち)という食後血糖値の上昇度合いを示す指数があって、ご飯(白米)のGI値を100とした場合、納豆ご飯やとろろご飯のGI値は白米の半分近くになるんです」
納豆やとろろのネバネバ成分が血糖値の上昇を抑える
「どうしてGI値がそんなに低くなるんですか?」
「納豆やとろろ(長芋)のネバネバには、食物繊維が多く含まれていて、糖質の吸収を遅らせるからなんです」
「なるほど。それじゃどうしても白米のご飯が食べたくなったときは、納豆ご飯にしたり、とろろご飯にして食べれば、食後血糖値の急上昇を抑えられるというわけですね」
「そうです。もちろん白米だけではなく、玄米や五穀米などを食べるときも、そのまま食べるのではなく、納豆やとろろをかけると、血糖値の上昇がよりゆるやかになりますよ」
ということで、納豆ご飯ととろろご飯は血糖値の上昇を抑えてくれる、というお話でした。
さらに、この管理栄養士さんが教えてくれた「食事のときに牛乳を飲むと食後血糖値の上昇を抑えてくれる」という方法も実践すれば、食後の血糖値の上昇は、かなりゆるやかになります。
食事のときに牛乳を飲むと血糖値の上昇を抑えられるんです。