低血糖と低血圧の違いは血糖値が低いか血圧が低いかです。

低血糖と低血圧って違うんですか？ って、高血圧の知人に聞かれたけど、低血糖と低血圧は違います。低血糖は血糖値が低いこと、低血圧は血圧が低いこと。低血糖＝低血圧ではありません。



低血圧だから血糖値も低いということはありませんし、血糖値が低いと血圧も低いとはいえません。ただし、糖尿病の人で血糖コントロールがうまくいっていない人（とくに高血糖の状態が長く続いている人）は、「起立性低血圧」（きりつせいていけつあつ）といって、立ちくらみなど低血圧の症状を起こすことがあります。

ちなみに低血糖とは、糖尿病の薬（血糖値を下げる薬）が効き過ぎるなどして血糖値が下がりすぎてしまうことをいいます。血糖値の正常値は空腹時の場合、70mg/dl～109mg/dl ですが、血糖値が正常値の下限（70mg/dl）を大きく下回ってしまうと、脱力感・目のかすみなどの症状が起こってきます（ 低血糖とは？ ）

低血圧とは、一般的には、最高血圧が 100mmHg 以下のことをいいます。ちなみに血圧の正常値は、最高血圧が 130mmHg 未満・最低血圧が 85mmHg 未満とされています（日本高血圧学会）