記事内に広告を含みます
ヘクソカズラ。漢字では屁糞葛。別名はサオトメバナ
2017年8月12日。毎日、ウォーキングをしている近所の県営総合公園で、白い花を咲かせている植物を見つけました。調べてみたらヘクソカズラという雑草でした。ヘクソカズラ。漢字では「屁糞葛」と書きます。葛(かずら)とは蔓草(つるくさ)のこと。「おならとウンコのような臭いがする草」という意味になりますから何とも可愛そうな名前です。
といっても花はとても可憐で美しい。そんなヘクソカズラの別名は、サオトメバナ(早乙女花)。「早乙女」(さおとめ)とは、田植えをする若い娘のこと。ヘクソカズラの花を水に浮かべた姿が、田植えをする若い娘たちがかぶる笠(かさ)の色合いに似ていることから「早乙女花」(サオトメバナ)の名が付いたそうです。そのほか、花の中心部がお灸の跡(灸=やいと)に似ていることから「ヤイトバナ」(灸花)という別名もあります。
名をへくそかづらとぞいふ花盛り(髙浜虚子)