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韮の花、読み方は「にらのはな」俳句の季語は秋<画像あり>
2017年9月15日。ウォーキングに行く途中、農家の裏庭に、韮の花が咲いていました(上の画像)。韮の花――読み方は「にらのはな」。春先に咲くハナニラ(花韮)とは違います。
こちら(上の写真)がハナニラ。今年(2017年)の3月下旬に撮影。花韮の開花時期は春。梅や桜の開花時とほぼ同じ。葉っぱの形や匂いがニラに似ているので「ハナニラ」(花韮)の名前が付きました。
話をニラの花に戻して――
韮の花は俳句では秋の季語になります。なお「韮」(にら)だと春の季語になります。俳句で「韮」(にら)という場合は、ニラの葉をいいます。いわゆる野菜のニラですね。ニラは春がもっともおいしいので、「韮」は、俳句では春の季語になっています。「韮」は春の季語、「韮の花」は秋の季語です。
「韮の花」を季語に使った俳句では、●目をとむる暫しのあはれ韮の花(めをとむる しばしのあわれ にらのはな)松本たかし(まつもとたかし)●韮の花ひとかたまりや月の下(にらのはな ひとかたまりや つきのした)山口青邨(やまぐちせいそん)●なつかしき故の頬杖韮の花(なつかしき ゆえのほおづえ にらのはな)高野素十(たかのすじゅう)●怠けては墓場をあるく韮の花(なまけては はかばをあるく にらのはな)秋元不死男(あきもとふじお)――などが有名。