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病院で治療と並行して行なわれる糖尿病の検査の種類は?
2型糖尿病と診断され、今後行なわれる検査の種類について内科の主治医から説明がありました。検査は採血・尿検査など6か月サイクルで行なわれます。
・ 血液検査…毎月
・ 尿検査…毎月
・ IV型コラーゲン検査…3か月に1回
・ 頸動脈エコー…半年に1回
・ 腹部エコー…半年から1年に1回
・ 胸部レントゲン…半年から1年に1回
・ 心電図…半年から1年に1回
・ 栄養指導…半年から1年に1回
主治医の話では、2型糖尿病は治療方針に従ってまじめに取り組めば、血糖値やHbAlc(ヘモグロビンエーワンシー)は早い段階で正常値に戻ります。問題はそのあと。血糖値とHbAlcが下がってしまうと安心して、病院に来なくなる患者さんがかなりいるとのこと。
血糖値とHbAlcが下がったというだけで、糖尿病が治ったということではありません。ここを勘違いして、血糖値が正常値に戻ったんだから糖尿病は治ったんだと勝手に自己判断してしまうとひじょうに危険なんですね。
糖尿病でいちばん怖いのは合併症。網膜症・腎症・神経障害のほかに、動脈硬化・脳卒中・心筋梗塞などの発症率が高まるので、そのために毎月、6か月サイクルで検査が行なわれるわけです。
IV型コラーゲン検査は腎症の早期発見に役立ち、頸動脈エコーでは動脈硬化症の程度が分かり、腹部エコーではすい臓の異常が発見でき、胸部レントゲンと心電図からは心臓の異常が見つかるので心筋梗塞の早期発見につながります。
血糖値とHbAlcが下がったからと油断して、病院に行かなくなった人は、こうした検査も受けないことになります。そういう人は、食事制限や運動の習慣もやめてしまうことが多いので、本人が気がつかないうちに、糖尿病がじわじわと進行していき、体の異常に気がついて病院にかけこんだときは合併症も進行していて、網膜症や腎症がかなり悪化している場合が多いそうです。
2型糖尿病になったのはすべてボク自身の責任。自業自得。大切なのはこれからどうるか? 治療方針を無視して好き勝手にやっていて糖尿病の合併症を引き起こし、人工透析をする必要になったり、失明したり、壊疽(えそ)で手足を切断することになってしまったら家族に迷惑をかけてしまいます。
そのためにも、今回、2型糖尿病になったことを機に、今までの生活習慣を見直し、主治医の指示に従って、糖尿病の治療にまじめに取り組んでいこうと思います。
2型糖尿病の治療にまじめに取り組んで、血糖値のコントロールをしつつ毎月の定期検診を受けていけば、生活習慣病の因子を抱えている生活習慣病予備軍の人よりも健康な状態でいられますよ、と、主治医の先生がおっしゃってくれました。
なるほど。それは言えますね。
血糖値を正常範囲に戻すために治療開始