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不規則な生活は糖尿病の原因になる。シフト勤務者は要注意
不規則な生活リズムになりやすいシフト勤務などでは、糖尿病の発症リスクが高まることが明らかになっています。
金沢医科大学の調査によると、昼夜二交代制のシフト勤務のある工場で、夜勤がある人は、定時で働く人と比べ、糖尿病の発症率が 1.7 倍に上がることがわりました。
さらに、10年以上、夜勤を続けている看護師は、糖尿病の発症リスクが 1.4 倍以上にもなるというデータもあります。不規則な生活リズムを長年続けることで糖尿病のリスクはさらに高まるのです。
なぜ不規則な生活が糖尿病の原因となるのでしょうか?
重要なカギを握っているのが「体内時計」です。
ヒトは、体内時計によって、朝がくると目覚め、決まった時間におなかがすき、夜になると眠くなります。細胞ひとつひとつに時計遺伝子があり、時間によって、自律神経やホルモン、免疫機能の活動のオン・オフなどを調整しています。それにより、私たちの生活リズムは、24時間周期に保たれているというわけです。
体内時計が乱れると、なぜ糖尿病のリスクが高まるのでしょうか?
体内時計が乱れると糖尿病のリスクが高まる二つの原因