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犬蓼の花の俳句…犬蓼の花くふ馬や茶の煙(正岡子規)他
犬蓼――読み方は「イヌタデ」。別名は「赤まんま」(アカマンマ)「赤のまま」(アカノママ)。粒々の赤い花を赤飯になぞらえて付けられた名前です。秋に紅色の穂を付けます。俳句ではイヌタデは秋の季語になります。
犬蓼の花の俳句で有名なのは、●犬蓼の花くふ馬や茶の煙(いぬたでの はなくううまや ちゃのけむり)正岡子規(まさおかしき)●長雨のふるだけ降るやあかのまま(ながあめの ふるだけふるや あかのまま)中村汀女(なかむらていじょ)
●食べてゐる牛の口より蓼の花(たべている うしのくちより たでのはな)高野素十(たかのすじゅう)●手にしたる赤のまんまを手向草(てにしたる あかのまんまを たむけぐさ)富安風生(とみやすふうせい)――などがあります。