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食物繊維を摂って腸内フローラを整えると糖尿病が治る(?)
「糖尿病は腸で治せ!腸内フローラを整えてインスリンや薬をやめた患者が急増」(糖尿病の新常識)という記事が、先日買った『壮快』( 2015年11月号 )に載っていました。
2型糖尿病の治療薬(トラゼンタ錠)を飲んでいるボクとしては気になるテーマです。できれば薬は飲なくてもいい体に戻したい。記事を読んでみました。
腸内フローラ(腸内環境)を整えて糖尿病を改善する方法とは――
糖尿病改善の鍵を握る腸内フローラとは?
人間の腸の中には数百種類・百兆個もの細菌(腸内細菌)が棲んでいます。この腸内細菌が形成する生態系を 腸内フローラ と呼びます。細菌の研究で腸内フローラのバランスが崩れ、ある種の腸内細菌が減少すると、糖尿病になりやすいことが分かってきました。
糖尿病と深い関係にあるのが バクテロイデス・テタイオタオミクロン という腸内細菌。腸内フローラの中で、バクテロイデス・テタイオタオミクロン(以下、テタイオタオミクロンと表記)の割合が減少すると糖尿病や病的肥満になりやすいということが判明。
テタイオタオミクロンを直接摂取できる薬は今のところ開発されていません。腸内のテタイオタオミクロンを増やすには食事が重要になってきます。
テタイオタオミクロンは食物繊維をエサにしているので、食物繊維を多く含む食べ物を摂ることで、テタイオタオミクロン(善玉菌)を増やすことができるんです。
腸内フローラを整えて糖尿病を改善するには食事が重要
腸内フローラを整えて、糖尿病を改善するためには、食物繊維をエサとする腸内細菌・テタイオタオミクロン(善玉菌)を増やすことが重要。ポイントは二つ。
・ 腸内にテタイオタオミクロンを増やす食材を積極的に食べる
・ 食物繊維は食事の最初に摂る
何を食べるか、どのように食べるか――この二つが糖尿病改善の鍵になります。
食物繊維を多く摂ると腸内の善玉菌が増える
腸内のテタイオタオミクロン(善玉菌)は食物繊維をエサにしているので、善玉菌を増やすには、食物繊維がたくさん含まれている食材を食べることが必要です。
野菜をはじめゴボウ・レンコンなどの根菜類、きのこ、ワカメやモズクなどの海藻類ですね。ただしサツマイモやジャガイモはほとんどが糖質なので除外。
ブルーベリーなどに含まれるポリフェノールも腸内のテタイオタオミクロンの数を増やすことが分かってきたので、冷凍ブルーベリー などもおすすめです。ただしジャムやジュースなどのブルーペリー加工品は糖分が多いのでNG。
血糖値を下げるには食物繊維を食べる順番が重要
最後に、食物繊維を摂るタイミングですが、食後血糖値の急上昇を抑えるには、食物繊維は食事の最初に食べること。
食事の最初に食物繊維を摂ると、食物繊維が小腸の内壁に付着して、あとから食べた糖質が吸収されにくくなるので、血糖値の急上昇を抑えてくれます。食べる順番が重要というわけです。
最初に野菜、次にタンパク質などの主菜、最後に糖質のご飯、という順番です。
まず野菜やきのこ・海草など食物繊維を多く含むものを食べてから、肉・魚・卵・大豆などのおかずを食べて、ご飯やパンは最後に食べる。これがポイント。
ボクが実践している 食べる順番療法(酵素キャベツ) と同じ理屈ですね。
腸内フローラを整えて糖尿病を改善する方法(まとめ)
『壮快』(2015年11月号)で紹介されていた腸内フローラ(腸内環境)を整えて糖尿病を改善する方法(糖尿病の新常識)のポイントをまとめました。
ひとことでまとめると――
インスリンの機能を活性化させる腸内細菌のテタイオタオミクロンを増やすには食物繊維を多く含む食材を毎日食事の最初に食べる。
詳しくは『壮快』2015年11月号(糖尿病特集)で