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糖尿病教室で管理栄養士に聞いた間食の取り方10原則の内容
2016年4月20日。2型糖尿病の治療を行なっている病院の糖尿病教室に出席してきました。今回のテーマは「糖尿病の食事と間食について」。講師は栄養科の管理栄養士さん。「糖尿病の患者さんが間食をする前に必ず考えてほしい10のことがあるんです」。糖尿病患者がおやつを食べる前に考えるべき10か条とは――
糖尿病の人が間食を取る場合の時間帯と食べるタイミング
2型糖尿病の患者さんが間食を取る場合、一つ目に大切なことは、指示エネルギー量(一日の摂取カロリー)の範囲を超えないこと。どうしてもおやつを食べる場合は、朝食・昼食・夕食の摂取カロリーを調節して、指示エネルギーの範囲内に収めてください。
二つ目は、間食をする時間を考えること。寝る前は厳禁。間食をするのは午前中または昼間の時間帯を選んでください。三つ目は食べるタイミングも意識すること。エネルギー消費できる活動前や運動前がベストです。
四つ目の原則は、お菓子は、そのときに食べる分だけ出すこと。お菓子の袋を出しておくと、つい食べ過ぎてしまいます。そして五つ目。ひとくちで食べてしまってはいけません。ゆっくり味わって食べましょう。早食いは食べ過ぎの原因になります。
できるだけ低カロリー・低糖質のおやつを選ぶ
糖尿病の患者さんがおやつを食べる前に必ず考えてほしい10か条、六つ目は、できるだけ低カロリー・低糖質のおやつを選ぶこと。市販品でも糖質が半分以上カットされたアイスクリームやビスケットなど工夫されたおやつもあります(糖尿病教室の出席者には低カロリー食品のサンプルとパンフレットが配られました(上記の写真)。低カロリー甘味料・キャンディー・いちごジャム)
七つ目の注意事項は、おやつを選ぶときは商品の成分表示を必ずチェックすること。とくにエネルギー量(カロリー)と炭水化物(糖質)量は要チェック。糖質が多いお菓子などは食後血糖値の急上昇につなかります。
間食は習慣にしないこと。マイルールを決める
八つ目。おなかがすいているときに買い物をしないこと。お菓子やおやつの買いだめも厳禁。おなかがすいていると何でもおいしそうに見えてしまうので、糖質過多の商品を買ってしまったり、誘惑に負けて買いだめしてあるおやつに手が出てしまいます。
九番目の原則は、間食を習慣にしないこと。自分で決めたマイルールの中でおやつを食べるようにしましょう。一週間または一定期間、食事制限をしっかり守ったご褒美とか、定期検診でいい結果が出たときの自分へのご褒美にとか…。
間食は大切な時間として楽しむこと
そして最後、10番目の原則は、間食は大切な時間として楽しむこと。おなかがすいたから間食をするのではなく、せっかくおやつを食べるのですから、おやつを食べるときは、楽しく美味しく味わっていただきましょう。
以上、今月の糖尿病教室で管理栄養士さんに聞いてきた「糖尿病患者が間食をするときに必ず考えてほしい10か条」でした。
炭水化物命。甘いもの大好き。早食い・大食い・まとめ食いが信条のボクにとっては耳の痛いお話でした。って、それじゃダメじゃん(笑)