記事内に広告を含みます
血糖値を上げない果物の食べ方|食べる順番がポイント
「果物は糖分が多いので糖尿病になりやすい」「果物は甘いので太りやすい」……。果物は糖尿病や肥満の大敵のように思われがちですが、じつは果物は、食べ方によっては糖尿病のリスクが下がるんです――
果物を食べている人のほうが糖尿病の発症リスクは低い
最近では、果物と糖尿病についての研究も進んできていて、ハーバード公衆衛生大学院の疫学研究調査では「ブルーベリーを週に200グラム食べている人は、糖尿病のリスクが23パーセント低い」ということが明らかにされました。
週に500グラムのブドウを食べている人は19パーセント、週に500グラムのリンゴを食べている人は17パーセント、週に500グラムの洋梨を食べている人は17パーセント、糖尿病の発症リスクが低いことも同研究によって分かりました。
日本でも、浜松大学と農研機構果樹研究所との共同調査で、温州みかんを毎日3個から4個食べる人は、食べない人よりも糖尿病の発症リスクが57パーセントも低いという結果が出ています。
生活習慣病予防のために一日200グラムの果物を食べる
糖尿病や生活習慣病の予防のために果物を食べる場合、一日どれくらいの量を目安にすればいいのか。
WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)では、糖尿病をはじめ生活習慣病予防のためには、生の果物と野菜(イモ類やトウモロコシなどでんぷん質の多い野菜は除く)を一日400グラム以上摂ることを推奨しています。
日本人の成人の果物の摂取量は一日平均100グラム。生活習慣病予防のために、一日200グラムを目安に果物を食べると、糖尿病の発症リスクも軽減されることが期待できます。
果物は食事の最初に食べると血糖値が上がりにくい
果物は空腹状態で食べると血糖値が上がりにくいので、果物は食事の最初に食べるのがおすすめの食べ方です。食後に果物を食べると血糖値の上昇が助長されてしまいます。食後血糖値の上昇を抑えるには果物は食事の最初に食べること。食べる順番が大事です。
なお現在、糖尿病や腎臓疾患を治療中のヒトや血圧降下剤を服用しているヒトは、主治医と相談して果物を摂るようにしてください。また果物のアレルギーがあるヒトも同様です。
フルーツ酵素ダイエット~フルーツの力で脂肪を燃やす!