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血糖値を下げる効果が高いのはタマネギ?キャベツ?
血糖値を下げる食材として代表的な野菜といえばタマネギとキャベツ。タマネギに含まれる硫化アリルは血糖値を下げる働きをするインスリンを活性化させ、キャベツに含まれる食物繊維は食後血糖値の上昇を抑える働きがありますが――
タマネギはインスリンを活性化させる
タマネギの成分である硫化(りゅうか)アリルには、血糖値をコントロールするインスリンの効果を高める作用があるので、タマネギを食べることで、インスリンの働きを活性化させることができます。
タマネギの効果は?
血糖値を下げる働きをするインスリンを活性化させる。
血糖値を下げる働きをするインスリンを活性化させる。
スライスまたはみじん切りしたタマネギをお酢に漬ける 酢タマネギの作り方 は簡単なので、血糖値を下げる効果があるとして糖尿病レシピとしても人気です。2型糖尿病治療中のボクも毎日、酢タマネギを食べています。
酢タマネギに使われてるお酢には、食後血糖値の上昇を抑える効果のほかに、糖をエネルギーに変える働きを円滑にする働きがあるので、酢タマネギは、タマネギとお酢のダブル効果で、血糖値対策にはうってつけの食べ物といえます。
キャベツは食後血糖値の上昇を抑える
キャベツには、食後の血糖値の上昇を抑える水溶性食物繊維が多く含まれています。水溶性食物繊維は、腸内の糖質にからまり、糖が血液中にあふれ出すのを防いでくれます。キャベツも玉ねぎ同様ね血糖値対策には心強い食材といえます。
キャベツの効果は? キャベツに含まれる水溶性食物繊維が食後血糖値の上昇を抑えてくれる。
血糖値を下げるには、タマネギがいいのか? キャベツのほうがいいのか? という観点からいえば、どっちのほうがすぐれている、というよりも、両方食べたほうがいい、というこになります。
ところが――
何を食べるか? ではなく、どう食べるか?
従来の糖尿病の食事療法は「血糖値を上げる食品は食べてはいけない」という考え方が基本でした。血糖値を下げるためには「何を食べたらいいのか?」という発想ですね。ところが最近、食事のときに食べる順番を変えることで血糖値を下げることができる、という食事法が注目されてきています。従来の「何を食べるか?」ではなく、「どう食べるか?」という考え方です。
玉ねぎか? キャベツか? 血糖値を下げるには、何を食べたらいいのか、ではなく、どう食べるかが重要。
同じ献立の食事でも食べる順番で血糖値の上がり方が違ってくる。食べ方によっては、ステーキや天ぷらを食べても血糖値を下げることができるんです。
血糖値対策では食事の最初に野菜を食べるのが重要
この新しい食事法は「食べる順番療法」とか「酵素キャベツ」とかの名前で呼ばれています。ポイントは、食事の最初に水溶性食物繊維を多く含む生の野菜を食べる。
なかでもザク切りにした生キャベツが最適。食べる量は6分の1玉。食事の最初に酵素をたっぷり含んだ生のキャベツを食べるので「酵素キャベツ」というわけです。
次に魚や肉などのおかずを食べて、最後に、ご飯・パン・パスタなどの糖質を食べます。野菜→おかず→ご飯の順番です。この順番が重要。
血糖値を下げるには
生野菜→おかず→ご飯の順番で食べると効果大
生野菜→おかず→ご飯の順番で食べると効果大
食事の最初に水溶性食物繊維を腸内にたくさん入れておいて、最後に糖分の多いご飯などを食べると、糖質が腸内に入ってきたときに、水溶性食物繊維が、待ってました、と、糖質にからまって、糖の吸収を抑えてくれるというわけです。
血糖値を下げるには、玉ねぎを食べたらいいのか、キャベツを食べたほうがいいのか、ということではなく、食べる順番で、血糖値は上がりもするし、下がりもする。
このことを知ってからボクも食事に 血糖値を下げる酵素キャベツ をとりいれています。