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ダイダイの実の画像|7月なのでまだ橙の実は橙色ではなく緑色です。
2016年7月31日。ボクが毎日歩いている県営総合公園のウォーキングコース沿いに植えられている橙(だいだい)の木。今、緑色の大きな実を付けています。まだ7月下旬なので橙色(だいだいいろ)にはなっていませんが、ダイダイの実を写真に撮ってきました。
ダイダイの実は落果しにくく、冬に熟した果実が年を越しても落ちずに、二、三年は枝に付いています。実は最初は緑色ですが、冬になるとだいだい色になり、春になるとまた緑色に戻ります。
こうして古い実が落ちずに一本の木に新しい実と古い実が同時に付くことから橙(だいだい)は「家が代々(だいだい)栄える」縁起のいい果実として、正月飾りに使われたり、鏡餅の上に乗せられるようになりました。鏡餅の上に乗せるのは本来はダイダイ。ミカンでは縁起物にはなりません。
橙は、だいだい酢や搾り汁( 搾り橙 )などにも使われます。
ボクが子どものころ(昭和30年代)は、色鉛筆なんかの色の名前は「だいだい色」「ねずみ色」「えび茶色」とか、日本語で呼ばれていたけど、今では、橙色はオレンジ色、ねずみ色はクレー、えび茶色はワインレッドなどとカタカナで呼ばれることが多くなりました。
そういえば、昔の色鉛筆やクレヨンには「肌色」(はだいろ)というのが必ず入っていたけど、今は「肌色」とは呼ばずに、 薄橙(うすだいだい)とかペールオレンジという色名で表記されています。
トンボのベストセラー色鉛筆(36色)も今は「肌色」ではなく「うすだいだい」になっています。ちなみに「橙色」は今も「だいだいいろ」です。