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ご飯などの炭水化物は冷めた状態で食べると血糖値を上げにくい。
ご飯などの炭水化物に含まれるデンプンは、十二指腸でブドウ糖に分解され、吸収されて血液に送り込まれますが、デンプンの一部はブドウ糖に分解されずに小腸を通過して大腸まで到達し、食物繊維と同じように、炭水化物の分解を遅らせる働きをします。
この分解されずに大腸まで届くでんぷんは「レジスタントスターチ」と呼ばれます。レジスタント(resistant)=消化されない、スターチ(starch)=でんぶん、という意味です。
でんぷんは冷やすとレジスタントスターチが増えるので、ご飯やおにぎりは温めずに冷めた状態で食べたほうが血糖値が上がりにくくなります。握り寿司もいいですね。ご飯は冷たいし、シャリには糖の吸収をゆるやかにするお酢が使われているし、ネタの魚は食後血糖値の上昇率(G1値=ジーアイち)が低いし。麺類も同様。ざるそば・冷やし中華・冷製パスタなど冷たいほうが血糖値が上がりにくくなります。
血糖値が高めのヒトや2型糖尿病のヒトは知っておくといいですよ。
白米を食べても食後血糖値が上がりにくいご飯の食べ方