白粉花の読み方はオシロイバナ。別名は夕化粧。季語は秋です。

白粉花が咲いていたので写真に撮りました（上の画像。撮影年月日は2017年8月13日）。白粉花の読み方は「オシロイバナ」。開花時期は6月から10月。花の色は赤・白・黄・紫・絞りなど。オシロイバナの種の中には、胚乳（はいにゅう）と呼ばれる白い粉のようなものがあり、それが白粉（おしろい）にたとえられて白粉花の名前がつきました。

オシロイバナは夕方から咲き始めることから夕化粧（ゆうげしょう）の別名があります。夕方から咲き始めて翌朝にはしぼんでしまう一日花（いちにちばな）ですが、気温が低いときは一日中咲いていることもあります。

オシロイバナは夏の花に分類されていますが、俳句では白粉花は秋の季語。白粉花を季語に使った俳句には「白粉花や多忙の窓辺土荒れぬ」（おしろいやたぼうのまどべつちあれぬ）中村草田男（なかむらくさたお）「おしろいが咲いて子供が育つ路地」（おしろいがさいてこどもがそだつろじ）菖蒲あや（しょうぶあや）などがあります。